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「嫌われ松子の一生」

嫌われ松子の一生 (上) (幻冬舎文庫)嫌われ松子の一生 (上) (幻冬舎文庫)
山田 宗樹

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映画の予告を見たくらいの情報しかもっていなかったので、周りから疎まれている変わった性格の人が、コミカルに描かれている作品なのだと思っていたが、読んでみたら、全然違った。

一人の女性の一生にまっすぐ、まじめに向き合って書かれた、結構重たい話だった。

でも、シリアスなのに重くなりすぎず、どんどん先にひっぱっていく力は、さすがとしか言いようがない。
久しぶりに、すごくいい本を読んだな、という満足感を得られた。

タイトルこそ「嫌われ松子」だけれど、読んでいると、「松子」に感情移入してしまう。
本当に「ついていない」としか言いようがない人生なのだけれど、それでも、いっときいっとき真剣に生きている松子を、つい応援する気持ちになっていた。

文庫のあとがきでは、松子だけが悪いわけではないけれど、もっと松子が未来のビジョンをしっかり持って生きていれば、こんな結末にはならなかっただろう。でも、誰にでも、こういう転落がありうるということだ、というようなことが書かれていたけれど、作者が伝えたかったテーマは、そんなことじゃないんじゃないかな……と、私は思った。

決して「成功」ではなかった人生だけれど、それでも、そのときそのとき一生懸命に生きて、誰かの心に何か残せばいいんじゃないか、と、私は読んだ。

この、「共感させる力」と、「物語を引っ張っていく力」には、すごく学ぶものがある気がした。
この作品自体はそう「ミステリー」という感じではないけれど、作者が推理小説でデビューしたということを知り、深く納得。

大学卒業くらいから時系列にそって進む松子の視点でのストーリーと、なぜ松子が殺されたのか、松子が死んだと知ったところから辿っていく「甥」の視点でのストーリーの絡ませ方が、本当に上手い。
こういう、視点や時間の流れを計算して、組み込めるようにならないといけないな、と思う。

この人のほかの作品も読んでみたい。

2009/04/08(水) | 未分類 | トラックバック(0) | コメント(2)

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あとむ

『No title』

お久しぶりです。
私は映画でこの作品を見ました。
コミカルに描かれていたけど、

>もっと松子が未来のビジョンをしっかり持って生きていれば、こんな結末にはならなかっただろう

この部分でとても考えさせられました。
確か、社労士に合格した年の試験前に見て、
決意を新たにしたような気がします。

最近、やっと少し勉強する気になってきました。
続くけられるかは置いておいて^^;、
夏前に枯渇しかかっている知識の手入れと、
パソコンスキルを上げようと思っています。

2009/04/09(木) 09:46:24 | URL | [ 編集]

かおり

『No title』

あとむさん。
コメントありがとう。
映画も、結構評判が良かったよね!
「下妻物語」と同じ監督だったかな?
「下妻物語」は本も読み、映画も見たけど、なかなか良かった。あの原色使いがいいよね。

勉強って何の勉強をしているの? すごいね。
私は日々、社労士関係の法改正の勉強かな。

お互い、頑張ろうね!

2009/04/09(木) 21:59:01 | URL | [ 編集]

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