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「白夜行」東野圭吾&20代に年金?!

白夜行白夜行
東野 圭吾

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このあいだも書きましたが、かなり長時間かかった「白夜行」をようやく読み終えました。
やはり長いだけあって、力作!という感じ。やっぱり長編、特にミステリーを書ける人は頭がいい。自分にはこういう頭の良さはないな、と半分あきらめのように思う。うらやましい。でも、こういうのは才能というだけではなくて、やはり努力の結晶みたいなものなのだろうな。才能がなければできないけれど、才能があっても相当それを磨かないとできない。
内容は決して明るく楽しいものではなく、逆に、人はここまで冷酷に生きられるのか、と感じさせるものになっている。様々な視点人物から事件を語りながらも、主人公2人が決して視点人物にならないところにまた、その人間離れした冷たさを感じさせる要因がある。というか、東野さんはそこをねらってきちんと書いているはずで、それが上手いなぁ、と思う。こういう視点の置き方は勉強したい。
それから、同じ人物を書いても、視点人物が違うと、違う人物のように見えてきてしまう。そのぶれも上手く使っている。視点の移動は長編でないとなかなか厳しいから、100枚程度のものしか書かない私にはあまり使えない技ではあるけれど、誰を視点人物にして、どういう角度で物事を見せるか、そこにはいつも細心の注意を払うべきだと思った。
ほのぼのとした小説とか、人の善良さを見て生きたい人には勧められない本だけれど、ミステリー、エンターテイメントとして、「先が気になる」読書をできる良書だと思うので、私はお勧めします!

ところで、話はまたがらりと変わりますが、昨日の朝日新聞に、「20代にも年金を」という記事が出ていて驚いた。千葉大の広井良典教授という方が提案していることらしいが、格差社会を改善するためには、社会の弱者になっている若者に月4万の年金を払うべきだ、という考えらしい。
年金というのは、お年寄りや障害のある方のものだと思っていたので、この「発想の転換」はすごいと思う。
ただ、実際いいかどうかというと、相当厳密に審査する方法がないと厳しいのではないか、というのが感想。
確かに、非正規雇用の人の中には、働けど働けど我が暮らし楽にならず、という人も多いと思うし、そういう人に手をさしのべるのは良い考えだと思う。
ただ、ニートやフリーターの問題の大きな原因は、親が過度に甘やかすとか、「お金を稼がなくてもどうにかなる」というぬるい状況。
その2つの種類の若者(働く意志はあるけれど環境が悪い人、と、働く意志が本当はなくて、厳しい状況に追い込んだ方が逆にいい人)を、どう正確に分類できるかが問題だろうな、という気がする。結局、親の収入などを見て判断するしかないのかな。
面接とか論文で、奨学金のように与える形式にするのもありかな。
……などと、ちょっと考えてみた。私自身は悲しいことに、もう20代じゃないんだけど……(笑)

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2007/01/22(月) | 小説の感想 | トラックバック(1) | コメント(9)

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poo

『ご無沙汰です。。。』

こんにちは・・久々に来ました!!
格差社会を改善するための若者への年金の話
ええ?!とは思いましたが全然ピンとこないですね。
お年より、障害のあるかたのための年金だし若者はいくらニートやフリーターが多いといえども。。。。。 でも働いても働いても生活が厳しい場合もあるし切り分けがむずかしいですね。

この前の芥川賞の話題もニュースで見てかおりさんのこと思いだしました。たくさん本をよんでおられるし今もなにか書いておられるのかな?と思いましたよ。
ではまた遊びにきますね。。。^^


2007/01/22(月) 17:15:20 | URL | [ 編集]

かおり

『』

pooさん。
コメントありがとうございます。
本当、やる気のない若者にお金をあげる必要はないと思いますが、精神的な病気の人に対する補償などはもっと篤くしてもいいと思いますし、「ワーキングプア」の特集などテレビで見ると、誰か助けてあげてくれ、という気分になります。だから、本当、うまくいけばすごくいいけれど、上手く運営するのは相当難しいだろうな、というのが私の感想です。

芥川賞決まりましたね。
来年あたりは候補に挙がっているといいんだけど(候補に挙がる=作家としてデビューしている、ということです(笑))。
頑張るぞ~!!

また気が向いたらでいいので、遊びに来てくださいね。

2007/01/22(月) 22:15:55 | URL | [ 編集]

ない記

『白夜行』

たいして数は読んでないけど、「白夜行」は東野氏の最高傑作では?って思ってしまう。あれは、ほんとすごい小説やね。僕も読み終えて、こりゃ書けないって思いました。

ところで、これから先、ある一時期だけにしても、若者vs高齢者って図式の所得格差による軋轢が増していくのでは、と心配です。ほんと格差社会が静かに確実に進行していて、まちがいなくこういうストレスは社会をゆがめていくように思うよ。

2007/01/23(火) 06:38:19 | URL | [ 編集]

かおり

『』

ない記さん。
コメントありがとうございます。
東野さんは上手いですよね。いろいろな視点や文体で書けるのだと思います。長編を書ける力はうらやましい。

格差は若者vs高齢者なのかなぁ。富裕vs貧困ではないのかな。でも、本当に若者に年金って話になったら、限られたお金を奪い合うことにもなりかねないですよね。
最低限の健康とお金がなければ、他の人を思いやったり、親切にしたりすることもなかなかできないもの。余裕のないぎすぎすした感じはいやですね。

2007/01/23(火) 11:44:32 | URL | [ 編集]

訪問者

『東野圭吾さんの本』

 東野圭吾さんの『白夜行』、いいですよね。
長編ですが、冷酷さばかりでなく、登場人物の気持ちも
胸に迫ってくる作品だと思います。

 東野さんの作品で私のオススメは映画化された
『手紙』ですね。

 私も社労士の勉強中で、川柳を作ったり、
小説を書いたりしています。
私のヒットは、荻原浩さん、重松清さん、新田次郎さん
です。

2007/01/29(月) 21:28:09 | URL | [ 編集]

かおり

『』

訪問者さん。
コメントありがとうございます。
「手紙」も上手いなぁと思いました。とにかく東野さんは上手い!
ただ「手紙」も「白夜行」も救いがないと言えばなかったですね……。でも「白夜行」の方が楽しく読めました。
訪問者さんも社労士を目指されているのですね。
お互い、頑張りましょう!

2007/01/29(月) 23:07:48 | URL | [ 編集]

訪問者

『つけたしです』

 ありがとうございます。
 『白夜行』は長いけれども、一気に読んでしまいました。
他に、京極夏彦さんの『姑獲鳥の夏』もいいですね。

 日記の後半のところは、山田昌弘さんの『希望格差社会』
という本(もうお読みかもしれません)もいいかもしれません。

 ニートの定義は、15~34歳の独身男女のようです
から、それ以上の年齢の方は外れるみたいですね。

 親の収入が多い人もいるとは思いますが、
失われた10年の影響も大きいという指摘もあるようです。

2007/01/31(水) 21:52:58 | URL | [ 編集]

訪問者

『』

すみません。
15~34歳の無業の独身男女でした。
申し訳ありません。

2007/01/31(水) 22:05:35 | URL | [ 編集]

かおり

『』

訪問者さん。
コメントありがとうございます。
京極さんの本も、きちんと腰を据えて読んでみたいですね。
以前一度手に取ったときは、学者っぽい問答の初めの数ページで挫折しましたが……。京極さんの本は好みにかなり左右されるのかな。
格差社会の是正は難しそうですね。
昨日は「幸せの力」という映画を見て、ますます考えさせられました。

2007/02/01(木) 10:28:44 | URL | [ 編集]

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